Scrapboxの利用方針

雑記や思考を熟成する場(プレ・ブログ)として考えているが、見通しが立たない。
触り始めて数日で何を言っているのかという話だが。

現時点で抱えている問題を具体的に挙げる。
・時系列の概念をどうしても捨てきれない。ブログもTwitterもEvernoteもこの概念に基づいている。どう整合性を取るか。
・Evernoteから離れた場所にデータを蓄積するのが恐ろしく、思うようにページを増やせない。
・画像を添付しないと視認性が悪い。用意する手間、著作権の問題。

このうち上の二つは、創作と同じ方法を使うことで解決した。
Evernoteに一つノートを用意して、日付順に思いつきを羅列していく。
その内容をWorkflowyやScrapboxにコピーして、編集する。
何かが形になれば、ブログ等にアウトプットして、記事は再びEvernoteに格納する。

スタートとゴールをEvernoteに紐づけることで、Scrapboxが断絶することはなくなる。
ただ、そこまで考えるとWorkflowyで充分とも思える。結論を出すのが早すぎるかもしれないが。


部品の扱いがWorkflowyで充分なら、いっそ完成品を置くのはどうかと思いつく。
ブログやEvernoteから、関連付けが威力を発揮しそうなモノを抜き出してくる。

ScrapboxはWikiなのだから、Wikiとして使えば間違いはない。
たとえば書いたきりになっている創作の設定文を置けば、Scrapboxが自分専用創作Wikiとして機能しないか。
まだ画像の問題は解決していないが、今までの考えよりは上手くいきそうな気がしている。

ひとまず「プレ九条河原の落書」「創作設定集」の二本立てで進めてみる。

#Scrapbox

iOSアプデ失敗からリカバリーモードを経て

手持ちのiPhone6Sに「iOS10.2.1」のアプデ通知がきていて、中身も細かいバグ修正だし、深く考えずにアップデート。これが失敗だった。

とても酷い目に遭ったので、何が起こって何をしたかを記録しておく。



★突然のリカバリーモード

 

そろそろアプデが終わったかと様子を見たら「ケーブルをiTunesに繋いでくれ」と言いたげな画面のまま動かない。この画面は「iOSに何かしら問題が起こったのでiTunesに繋いで直してね」ということらしい。

面倒だなあと思いながらパソコンと繋いでみたが、iPhoneを認識してくれない。iTunesを最新版(12.5.5)にアップデートしてパソコンを再起動しても駄目。

 

iPhone、iPad、iPod touch をアップデート/復元できない場合

このページを参考にするなら、iTunesを通してiOSを再インストールすれば済む話のようだが、そもそも認識しないからどうしようもない。

 


★iPhoneを認識させるための試行錯誤

 

iTunes で iPhone、iPad、iPod が認識されない場合

 

次に参考にしたのはこのページ。
Windows10なのでスタートボタンを右クリックしてデバイスマネージャーを開き、「Apple Mobile Device USB Driver」を探す。

ユニバーサルシリアルバスコントローラーの中には見当たらなかったので、一旦iPhoneを取り外してスクショボタンを押して再接続。点滅はしなかったし、そもそもiPhoneが沈黙している状態なので、恐らくこの工程に意味はなかった。

 

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「ほかのデバイス」内に、感嘆符が付いた「Apple Mobile Device USB Driver」を発見。何で二つあるのかさっぱり分からないが、とりあえず説明に従って進める。

 

>4.「ディスク使用」ボタンをクリックします。ボタンが表示されていない場合は、携帯電話や記憶装置などのデバイスカテゴリを選択します (リストに表示されている場合)。

 

そしてここで詰まった。「携帯電話や記憶装置などのデバイスカテゴリ」と言われても、どれのことだか分からない。

それらしきものを選んで進めようとしたら「指定されたフォルダーには、ご使用のデバイスに対応するドライバーソフトウェアがありません」とエラー。

 

Q: iphoneがコンピューターに認識されない

 

同じ箇所で詰まった方は見つけたが。本来はデバイスマネージャー>ポータブルデバイス>Apple iPhoneが存在し、このドライバーソフトウェアを手動アップデートすれば良いらしい。

しかし自分の環境にはポータブルデバイスが存在しない。一口にiPhoneが認識されないと言っても色々なパターンがあるらしく、自分の場合はiTunesもパソコンも認識されない状況。これは参った。

 

iPhoneやiPadがパソコンに認識されない場合の対処法

 

まずPCに認識させないといけないので、今度はこちらを参考に。(1)と(2)を試して再起動するも駄目。(3)以後を試そうとして、ようやく気づいた。

……よく見たら、自分のデバイスマネージャーにあるのは「Apple Mobile Device(Recovery Mode)」で、「Apple Mobile Device USB Driver」ではない。

そもそも方向性が違ったのかもしれないと、今度はリカバリーモード時に認識されない点に絞ってヒントを探してみた。一番近いのがこのページ。

 

Q: リカバリモードから操作できなくなった

>1.ドライバの検索方法の変更

スタートメニューを右クリックから検索 「デバイスのインストール設定の変更」を検索・実行

自動ダウンロードを「いいえ」に変更・保存

>2.リカバリーモードのSEを接続した状態で、デバイスマネージャー画面にある「ほかのデバイス」2つを右クリックで削除

>3.デバイスマネージャー画面の「ハードウエア変更のスキャン」ボタンを押す。

>4.デバイスマネージャーで正しく認識されているか確認する。

 

この工程を実行。しかしハードウェア変更のスキャンを押すと、再び二つの「Apple Mobile Device(Recovery Mode)」が復活する。だいぶ参ってきた。

 

 

★別のパソコンに繋いでみる

 

試しに別のパソコン(iTunesの自動同期をOFF)に繋いでみると、iTunesが起動して、更新か復元を求めてくるダイアログが。まさにこれを求めていた。 

別のパソコンでダイアログが出たということは、iPhone自体は正常にリカバリーモードに入っているだけで、問題は今のパソコン側にある。

とはいえ別のパソコン(iTunes)で作業して良いものか不安も残る。できたら今のパソコンで作業を進めたい。


iTunesでiPhoneが表示されなくなった!-Apple Mobile Device USB Driver-の再インストールで解決

 

これもポータブルデバイスさえ表示されていれば使えそうだが。必死に解決法を探すも、iTunesだけ認識しない、もしくはPCだけ認識しないパターンばかり。


「iPhoneがリカバリーモードに陥っている問題」と、「iPhoneが認識されない問題」を、同時に解決するのは難しいと判断。

もう今のパソコンで処理するのは諦めて、別のパソコンで作業を進めることにした。今のパソコンにiPhoneが認識されない問題は、リカバリーモードを切り抜けた後で。

 

【iPhone】アップデートしていたら起動しなくなり、リカバリーモードになってしまった時の対処法

 

リカバリーモードについてはこの記事が詳しかった。

しかし、またここからも上手くいかず。ひたすら「更新」を繰り返すが、一度目は「ソフトウェアをダウンロード中に問題が起きました(9006エラー)」と表示。その後は勝手に中断されるパターンが多数。パソコンに繋いでいるiPhoneの画面がたまに消えて、また点き直すのを繰り返している。これも原因がよく分からない。

更新の間、特にバーが表示されるわけでもないので、本当に動いているのか不安になるのも辛いところ。

 

そしてついに「このiPhoneのソフトウェアを復元中です」とメッセージが切り替わり、iTunes上部には「復元中」の文字とバーが。iPhoneの方もリンゴマークに切り替わり、やはり進行バー。

勝手に復元が始まってしまったのは、更新に失敗したと判断されたっぽい。覚悟は決めていたが……。

 

 

★復元後

 

リカバリーモードを脱して操作を受け付けるようになったのは嬉しい。初期設定(パスコードや指紋設定)の後にパソコンに繋いでみると、iTunesは相変わらず反応しないが、PCの方は認識している。最初にリンクしたページを参考に進めて、無事にiTunesも認識するように。

 

170128-1627.png 


しかし、ここからがグダグダ。iTunesのバックアップを使おうと思っていたが、iPhoneのまっさらな状態でiTunesを上書きしてしまった。完全に自業自得。これじゃバックアップあっても意味がないがな……。

 

iCloudにバックアップが残っていないかと、一縷の望みをかけて再び初期化。このあたりは冷静な判断力を失っていたかも。

知らないIDを提示されパスワード要求されたりして、進むことも戻ることもできなくなり、スキップ連打。ほとんど投げやりではあったが、これで復元(55分~1時間)が始まった。


しかしバックアップ復元が始まると、昨日までの壁紙にアプリもそのまま復活。まだ油断はならないが、見慣れた画面に戻ってこられた喜び。


復元の終わり際に、またしても「AppStoreにサインイン」の入力フォーム。ここで表示されるAppleIDが見に覚えのないもので、とても気持ちが悪い。当然パスワードなんて入れようもないので、空白のままキャンセルかOKを押すしかないが、何度やっても入力フォームがしつこく出てくる。根気強くキャンセルを連打していたら、そのうち出なくなった。

原因は分からないが、アプリのアップデートの際に似たような症状が出ている方がいた。「復元」でアプリをまとめて再ダウンロードする際に、手持ちのどれかが引っかかったんだろうか。

この入力フォーム騒ぎのせいで後半のアプリは再ダウンロードできていなかったが、これは手動ですぐに取り込んだ。


 

★結局のところ


iPhoneの中身はほとんど復活。連絡先や通話履歴はそのまま。Twitter等はログイン状態を維持、Safariは開いていたブラウザが全て生きているし、LINEやソシャゲも追加データ以外は元通り。

実害を被ったのは、写真が消えたことぐらい。容量節約のためにiCloudのバックアップを切っていたのが原因。

しかし自分が想像していたよりは被害が少なかった。iCloudの自動バックアップがこんなに優秀だとは思わなかった。


色々と試してはみたが、そもそもパソコンがiPhoneを認識してくれていたら、数時間分の作業は要らなかったのだと思う。リカバリーモードのiPhoneは操作を受け付けないから、とても焦る。

仮に別のパソコンが手元になかったら、ほとんど詰んでいたことを考えると……。リカバリーモードとPCが認識しない問題が組み合わさった事例は、ネット上で見つけることができなかった。


今後は、iOSのアップデートは小さなものでも躓くことがあると警戒して、事前によく準備してから取りかかることにする。

新年のゲーム事情

新年あけましておめでとうございます。
2016年の総括だけで年末年始の義務を全て果たしたかのように思い、気づけば正月三が日も過ぎてしまっていた。まだブログには今年の抱負を書いていなかったので、しっかりと書いておこう。

「ゲームを10本クリアする」

これが大真面目に考えた、2017年の目標。
ゲームは趣味。この目標を達成するために、しっかりと趣味の時間を取りましょうというお話。

というのも、この数年でゲームのプレイスタイルが大きく変わってきた。
以前はコストパフォーマンスが高く、クリア後も数百時間単位で遊べるものに価値を見出していた。その最たる例がMHシリーズ。skypeで駄弁りながら徹夜で狩っていた時間は、それはもう楽しいものだった。

今はどうかというと、そこまで時間が取れないし、モチベーションも持続しない。ボリューミーなゲームを買っても、それを遊び尽くすことができなくなってきた。どちらかというと、30時間未満で完走できる、密度の濃いゲームを遊びたい思いが強い。

大好きな世界樹2のリメイク作である新世界樹2は、発売から二年経った今も裏ボスを倒せていない。MH4Gの狩り残しは「面白くなかったから」だと納得していたが、MHXは「面白かったのに」狩り残してしまった。
MHSTもポケモンムーンも本編に大満足したが、その楽しい記憶をクリア後の作業で上塗りしたくなくて、エンディングを見た後は一度も起動していない。砂漠のネズミ団さえ、エンディング後の要素は放置してしまっている。

まあ、それは良い。どのゲームも少なくともエンディングは迎えているのだから。完璧にやり込むことは諦めた。今後はクリアしたら充分だと考えるようにする。
問題は、さらに時間と気力が目減りした時。そのうち途中で挫折するようにならないか。最悪、買っただけで開封しなくなるのではないか。そうして、まともにゲームを遊べなくなっていくのではないか……?

ああ恐ろしい。そんな老い方は嫌だ。
クリア後のやり込みは断念しても、エンディングにすらたどり着けないのは困る。

そこで新年の抱負が「ゲームを10本クリアする」である。
ちゃんとクリアすることを意識して遊んでいく。クリアにやり込みは含まないが、もちろん自分がやり込みたいと思ったゲームはやり込んでいきたい。

現時点で遊んでいるのは世界樹5(裏)とFEif白夜(7周目)。e-shopの初売りセールに釣られてショベルナイトも買ったから、1月はこれだけで手一杯になるか。
あとは3月のSwitch発売までに、WiiUのソフトを何か一つ遊んでおきたいとも考えている。VCやWiiソフトも気になるが、現時点では♯FEが気になっている。

2016年を振り返って

こないだ2015年を振り返ったはずだが、もう2016年を振り返ることになるとは。
最近よく思うのは、自分が今までに生きてきた二十余年と、両親が生きてきた直近の二十余年は、同じ歳月でも体感時間が全く違うのだろうということ。僕にとってはそれが人生の全てだが、親にとってはそうではない。
これから自分が感じる時の流れは早くなる一方。十代の頃に流れていた小川とは比にならない急流を、きちんと捉えて固定化しなければ。

ここに書き残すのは、過去になりつつある2016年に愛したものたち。

[記録]
Evernoteの本格運用を始めたのが2015年の12月頭なので、一年通して使ったのは今年が初めてとなる。何度もスタック整理を繰り返したが、その過程で自分の考え方や趣向と向き合うことができた。主目的は「過去全体に検索をかけられるシステムを作る」ことだったが、それ以上に価値のある副産物を得た。
長らく機能していなかったブログや、立ち位置が安定していなかったTwitterも、Evernoteの補助輪として定義し直した。振り返れば、自分用のルールをいくつも定めた年だった。
最近では何かを始める時に「これはどうやってEvernoteに格納するか」を考えるようになった。ライフログやタスク管理に趣味の記録まで、あらゆる方面で依存しているので、何らかの問題でサービスが使えなくなると生活が成り立たなくなる。それだけが少々怖いところ。

[世界樹の迷宮]
2012年以来、久しぶりにナンバリング新作が発売されたのはめでたい。現在進行系で楽しく遊んではいるが、以前から感じていたマンネリもそろそろ限界に達しつつある。それでも5の世界観を継承して6や7を発売してくれないと困る。
スタッフが動いていないのは気になるし、来年3月発売のNintendo Switchにはタッチパネルや二画面という要素がない。1~4の流れと分断された5を出しておきながら、ここで一区切りされても困るのだが……。この先がとても心配なシリーズ。

[ポケモン]
今の子供には妖怪ウォッチの方が人気だと言われていて、実際にそれを体感もしていた。さらに2014年発売のORASが明らかに大人向け路線で、内心かなり落胆していた。
しかし今年は「ポケモンGO」が世界的なブームになり、最新作「サン・ムーン」が理想の出来だった。自分がポケモンに求めているのは、ポケモンと一緒に過ごす楽しく優しい世界。GOのポケモンを探して実際に歩く体験は新鮮だったし、サン・ムーンの島巡りも素晴らしい思い出になった。
あとはリアルポケモンセンターにも行く機会があり、改めてポケモンブランドの強さを思い知った。子供の頃から好きなものが、今も変わらず元気なのはありがたいこと。

[モンスターハンター]
2015年12月にX(クロス)が発売され、2016年10月にST(ストーリーズ)が発売。2017年3月にはXX(ダブルクロス)が予定されている。Xは個人的にシリーズ最高傑作、STは意外なほどに出来が良く世界観を広げた秀作。9月は狩猟音楽祭にも行って、例のごとく「生命ある者へ」で涙した。
次のXXは密林とセクメーア砂漠が復活し、P2の基本マップが全て出揃うことになる。ただXの時点で大ボリュームだった上に、発売時期がよろしくない。P2G以来ずっと発売日に買ってきたシリーズだが、悩みどころ。来年のことは来年になってから考えようか。
世界樹とは対照的にSwitchでの展開が楽しみなシリーズ。4以降の画質には物足りなさを感じているし、テレビ画面で最新作の狩りを体験してみたい。

[テレビ]
ほとんど置き物と化しているテレビが、今年はそれなりに活躍した。まず大河ドラマ「真田丸」。大河を完走できたのは、2012年の「平清盛」に続いて二度目。全ての登場人物への愛、丁寧で容赦のない描写、大河ならではの伏線回収が素晴らしいドラマだった。また重くなりすぎないように差し込まれるギャグ要素が、視聴の心理的なハードルを下げてくれたのもありがたかった。
大河の当たり年は、毎週日曜夜を楽しみに一年を過ごせるので、本当に幸せ。今日の総集編を観て、改めて今年は真田丸の年だったと実感している。
次にアニメ「逆転裁判」という名のナルマヨ祭り。原作よりヒロイン力が跳ね上がっている真宵ちゃんが可愛く、アニメのおかげで逆裁6をさらっと流せた感はある。
最後に「逃げ恥」。最終回前になって追いかけたが、ヒットする理由が分かる良作だった。一時期はテーマソングの「恋」が延々と頭の中を流れていて、気づいたら口ずさんでいたり。最終回は真田丸パロもあって、一種のお祭りに参加しているような感覚があった。

[創作]
形になったものは三編ほど。ここ数年の惨状と比べれば、長めのが二作ほど形になったので及第点。本当は世界樹の短編みたいなものを月一で仕上げられたら良いが、どうにも腰が重たくて。
16/01/30:書士と狩人1章 暖かき麓の村(MH)
16/04/27:宵の向こう(世界樹4)
16/10/30:書士と狩人2章 銀世界に立つ(MH)
「来年は○作ほど仕上げる」と毎年のように宣言しては挫折しているが、書士と狩人シリーズだけは何とか最後まで書ききりたい。このペースだと来年中に完走するのは厳しいので、MH6までには、何とか。

2016年は良い年だった。環境はころころと変わったが、後半になるにつれて快適になった。掃除や整理が進み、記録回りのシステムも完成した。
一区切り付いた年とも言える。後に自分の人生をいくつかに区切った時、2016年はある区切りの終わりに位置するように思う。
とすると来年以降が不安になってくるが、今そのことを考えても仕方がないし、来年のことは来年の自分に丸投げしていこう。ほどほどに頑張れ、2017年の自分。

島巡りの思い出

16/11/18発売の「ポケットモンスタームーン」の感想。

殿堂入り時点でのプレイ時間は44:21。
ポケモンは青→銀・クリスタル→サファイア→プラチナ→ソウルシルバー→ホワイト2→Y→ホワイト→アルファサファイアと遊んできた。過去の法則に従って、今回もムーンを選択。


[12時間の時差]
ムーンを選んで良かったと思ったのが時差の存在。サンは本体時間に忠実にゲーム世界の時間が流れるが、ムーンは12時間ずれている。現実の夜に遊ぶことが多いから、ゲーム内がいつも明るい朝なのは嬉しかった。小学生の頃、ホーホーばかり出てオタチに会えなかったことを思い出した。
逆に休日の昼に遊ぶと、タイトル通り夜のアローラ地方を冒険できて、これはこれで新鮮。肝心なイベントの時は(ムーンなので)夜に合わせてくれるのも親切だった。

[シリーズ最高峰のシナリオとBGM]
ポケモンのストーリーは空気だと言われてきたが、今回は本当に良かった。いつもの「バッジを集めて悪の組織を倒してポケモンリーグに挑む話」じゃなかった。深くは語らないが、変に小難しい話ではなく、中身の薄い話でもなく。何より素晴らしいボーイ・ミーツ・ガールだった。
BGMもこの曲いいな!と思うことが多く、またバラエティに富んでいる。冒険心をくすぐられる道路、楽しく賑やかな試練、シリアスなスカル団やエーテル財団とのバトル、これぞポケモンバトルと言いたくなる島キング・クイーン戦、各キャラのテーマ……挙げだしたらキリがない。
個人的に好きなのは島キング戦、グラジオのテーマ、エーテルパラダイスに乗り込んだ時に船着場で流れる曲、ポニの大峡谷、リーリエのイベントで流れるピアノ曲あたり。

[ロトム図鑑]
かなり細かい間隔でセリフが更新されるのが嬉しい。ディグダトンネルでの「ボクも地名になりたい」が可愛い。
今回から手持ちが進化した時も図鑑のテキスト見せてくれるようになったのは、地味だけど素晴らしい改善点。最初に選んだ御三家の図鑑テキストを見逃しがちなのは、以前から気になっていた。
ポケファインダーは評価基準がよく分からなくて、あまり熱心にはやらなかった。撮影ポイントでは必ず起動するようにはしていたが、ver.5は遠すぎて断念。
ロトム図鑑で一番便利だったのはマップ。常に現在地や次の目的地が表示されるので助かったし、道路のカーブや小さな草むらまで俯瞰できるのは面白かった。次回作以降も継続してほしいシステム。
そういえば今作のマップは町と道路の境界が曖昧だったように思うが、これも好印象。ゲームをしているのではなく、島巡りをしているのだと実感できた。

[キャラクター]

ハウ君
アローラらしい明るくのんびりとしたキャラだが、それだけじゃないのはさすが。グラジオに対しての発言がいちいち真に迫ってるの笑う。父親が誰なのか気になる。

リーリエ
みんな大好きリーリエちゃん。最初は思っていたより影の薄い子。これはこれで可愛かったが、エーテルパラダイス後はメインヒロインに相応しい活躍っぷり。特にナッシーアイランドでの一幕は、あまりに甘酸っぱくて。人気が出るのも納得。

グラジオ義兄さん
第二のライバルキャラ来た!と思ったら独特のポーズ+かっこいいBGM+「グラジオはタイプ:ヌルをくりだそうとしている」の異質感で、強烈なインパクトを与えてくる人。エーテルパラダイスに乗り込むあたりは最初から最後までかっこいい。
性格の良さがにじみ出ているのが好き。特にエーテルハウスでのバトル後の謝罪、パラダイスに乗り込む直前にハウを待つ時の主人公との会話、ラナキラマウンテン前の台詞など、なんて魅力的なキャラだろうと思う。頼れる兄貴分ながら、彼自身も迷いがあったり、ノープランで敵の本拠地に乗り込んだり、あのポーズだったりと、隙もあるところが良い。今作で一番好きなキャラ。
リーリエとの関係はまったく気づかなかった。グラジオがヌルを連れて出ていったのを参考に、リーリエもコスモッグを連れて出ていったのかと思うと、この兄妹が愛おしすぎて。

ククイ博士
今までの博士は最初の三匹をくれるあたりがピークだったが、今回は歴代でも類を見ないほど出番が多い。中盤までは一緒に冒険しているようなものだし、途中でポケモンリーグを作るという壮大な計画を掲げて見事に実現。最後は初代チャンピオンの前に現れて物語の〆を担う大活躍。主人公たちを見守る一方、ストーリーの本筋に出過ぎないところも良かった。
グズマとの「しまキングになれなかった同士~」「ならなかったんだ」の会話がとても印象に残っている。深くは語られない彼らの少年時代や、それぞれが色々なことを考えて生きているのを感じられる名場面だった。

グズマ
この人も嫌いになれない。大人になりきれないまま成長しちゃったというか、自分の強さを認めてくれるルザミーネに懐いてるあたり、本当に精神的に脆い人なんだと。グソクムシャがパートナーとしてはまりすぎている。

ルザミーネ
自分の愛するもの以外は要らない過激主義。結構きつい台詞も多い。ウルトラスペースでの台詞が全国のトレーナーさんに突き刺さる。撃破後のリーリエに対する台詞は、ルザミーネなりの愛情を感じて好き。

[野生ポケモン]
草むらまで細かく分布されるようになったのは良いが、レア指定されたポケモンの出現率が非常に厳しい。この分布情報が正しいのか不安になってくるほど。
また最初は新鮮味のあった仲間呼びも厄介。仲間呼びがターン外行動で、その頻度も成功率も高いので、いつまでもバトルが終わらない。こちらの火力が足りない序盤は、トレーナー戦よりも野生の方がずっと手強かった。二匹いる間はボールを投げられないので、捕獲の難易度もぐっと上がっている。仲間呼び自体は面白いと思うので、もう少しマイルドに調整してほしかったところ。今作の数少ない不満点。

[試練とポケモンリーグ]
遊んでいて最も驚いたのは、ジム戦がないこと。今作は過去のシリーズ作品と比べると、かなり大胆に冒険しているが、まさかジム制度を廃止するとは思わなかった。
代わりに導入された試練は、どれもバラエティ豊か。ギャグ要素が強かったりと好みが分かれるところもあるが、ジム戦よりもこちらの方がポケモンらしいとは思えた。ヌシの強さはなかなかのものだし、Zクリスタルを集めるのは戦力UPに繋がるし、よく考えられている。
一方で四天王戦は従来通り。メンバーは素直に四人の島キング・クイーンでも良かったとは思う。初代チャンピオン等、リーグについては素晴らしい演出が多かったが、特に最後の戦いに至るまでの流れが大好き。あのイントロはずるい。

[過去作の尊重]
ゴールデンボールブリッジの台詞と手持ち(カントーのすがた)を完全再現した場所があったり、ポケモンリーグでのククイ博士の言葉だったり、随所で懐かしさを覚えた。カフェで過去作のご当地おやつが貰えるのも好き。いかりまんじゅうとか、ミアレガレットとか。

[フェスサークルとポケリゾート]
中身は可もなく不可もなく。リゾートは毎回リザードンに乗って飛んでいく演出が入るが、二回目以降は即時移動したい。
いきなりポンと解禁されるので、少し面食らうところはあった。もう少しシナリオとの繋がりがあっても良かったかも。世界観的にはどちらも実在する場所っぽいし。

[旅パ雑感]

 クリア時パーティー

アシレーヌ
うたかたのアリアのSEが心地よい。アシレーヌZでわだつみのシンフォニアに強化できるのも必殺技っぽくて良い。複合のフェアリーも便利で、対処しにくいドラゴンたちをムーンフォースでなぎ倒してくれた。ステータスが高くごり押しが利くので頼りになる。

ドデカバシ
特性と噛み合った技が強い。進化も早く中盤までは強すぎるほどだが、終盤は息切れ気味。専用技くちばしキャノンが楽しい。そらをとぶ当てが外れたので、今にして思えば別の子でも良かったかも。

クワガノン
さすがに進化が遅すぎる。Lv50越えるまでデンヂムシで過ごすとは思わなかった。見た目に反してすばやさが低く、思わぬ攻撃を受けてしまうことが多かった。飛行相手に繰り出すことが多いが、飛行を等倍で受けてしまうのも痛い。

ダグトリオ(アローラのすがた)
ディグダ時代は貧弱そのもの。鋼タイプが毒耐性にしかなっていない。安定した一致技はあるので火力は充分。手持ちが鈍足揃いなので、すばやさが高いのは助かる。カーリーヘアは発動機会自体は多いので、まあ楽しい。「あなをほる」がフィールドで使えなくなったのがちょっと寂しい。

アマージョ
専用技トロピカルキックが優秀。草なので半減されることも多いが、攻撃の種族値が高いので結構ダメージを出せる。いかにも硬そうな相手を等倍で沈めていく姿は頼もしかった。倒せなくとも攻撃ダウンで後続に繋げられるし、忘れた頃に発動する特性も素敵。

バクフーン
迷いに迷っての六匹目は、島スキャンで出会ったこの子に。同じ御三家でもアシレーヌと比べると、中盤の技が貧弱だったり、種族値が中途半端だったり。火炎放射を覚えてからは出番が増えた。リフレが圧倒的に可愛い。

秘伝役が要らないことをもっと早くに知っていればと思う。捕獲要員がおらず、弱攻撃がバクフーンのでんこうせっかぐらいで、何かと困ることが多かった。一応アマカジが粉を振りまく予定だったが、まさか物理攻撃特化型に成長するとは。

[総括]
20周年の記念作品で、過去作のお約束をがんがん破っているのに、歴代で最もポケモンらしい楽しさに満ちているポケモン。
アローラ地方をポケモンと一緒に島巡りする主人公が心の底から羨ましく、彼になりたいと思ったことは一度や二度ではない。
ORASキンセツがリメイク部分で主張してきた後ろ向きな世界観には落胆させられたが、その次にアローラを持ってきたのはお見事。作り手がポケモンの魅力を分かっていることに安心した。
思い出補正さえ破って、現時点でシリーズ最高傑作。ポケモンの未来は明るい。