たとえば何かに触れて、絶賛したい気持ちになったとする。
同じ感想を持っている人を探し、皆が褒めちぎっているのを見て満足する。
しかし十人十色、中には否定的なコメントを書いている人もいる。
肯定的なコメントが大多数でも、印象に残るのは否定的な方で、微妙な不快感が残る。

ならば自分が全肯定してみようとすると、これが非常に難しいことに気づく。
完璧なものは存在しないから、難癖を付けようと思えばいくらでも付けられる。
けれど具体的に褒めようとすると、貶すよりも遥かに手間と時間がかかる。
否定の方が言語化しやすい、といえるのかもしれない。

つまり、否定的な物言いは発しやすく目に付きやすい。
世の中にネガティブな主張や感情が蔓延するのも当然、と暗い気持ちになる。


個人の考えは異なるので、他人を侵害しない限りは否定も自由だと思う。
ただし「否定は発しやすく目に付きやすい」という事実は覚えておいた方が良い。

少なくとも自分が好きなもの、応援したいものについては、補正をかけて肯定するぐらいがちょうど良いように思える。
細かいケチを付けたくなっても、わざわざ外に向けて発する必要はない。
自分ではちょっとした不満を書いたつもりでも、何も知らない第三者に強い負のイメージを与え、興味を失わせることになりかねない。
そもそも自分が言いたくなるようなことは、既に他の誰かが言っていることが多い。

最近は肯定的な物言いを心がけ、否定したくなった時は黙ることにしている。
意識して改めて思うが、人間が否定したがる性質を持っているのは間違いない。
これも人間の欠陥だと思うが、理性でしっかりと制御していきたい。

思うが儘には

2017年09月記事まとめ

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