昨晩、寝る前に見た朧月が明るくて綺麗だった。

それを日記に付け加えようとして、スマホからEvernoteを開いた。
ノートは更新順に並べているので、17/06/08(木)の日記にはすぐアクセスできる。
そのはずだったが、昨日は違った。いつもは見慣れないノートが並んでいる。
アプリの更新があったためか、ノートの並びがタイトル順になっていたのだ。

一番上に配置されたノートは、昔書いた小説の没ネタを詰め込んだものだった。
タイトルだけでは具体的な中身も、どのノートブックに振り分けたかも、ぴんとこない。
すっかり忘却の彼方にあったわけだが、こういうノートほど読み返すのが面白い。


記録を貯蔵するだけではもったいないと、以前から考えてはいた。
意識的に残したメモは引っ張り出すことも多いが、取り留めもなく書いた日記なんかは、ほとんど書いたきりになっている。
それこそ昨夜のように偶発的に発掘されない限り、格納されたままだ。

そこで表題。
Evernoteのノートをランダムに表示する方法があると面白そう。
手動だと無意識的な好みや癖に左右されそうだから、ランダムが良い。

残念ながら公式にその機能はないが、アプリがいくつか見つかった。

EverShaker ※配信停止
FindNote(iOS)
Reflect for Evernote(iOS)
QuickDigger(Android)

EverShakerは紹介記事も多いが、現時点では配信が停止している。
FindNoteはノート検索アプリで、数日前のアプデでランダム検索がついたらしい。
Reflectは無料だが英語アプリなのでちょっと扱いづらい。
iPhone持ちなのでQuickDiggerは除外。

そういうわけでFindNoteを買ってみた。
ノート検索については文句なし。「Evernoteアプリで開く」も大変便利。
本命のランダム検索は、スタックでの絞り込みが上手くいかない。
あとノートブックを複数選んでランダム検索できたら良いなあ。

しばらく意識的に使っていく予定。

人との勝負事が苦手だ。
趣味あるいは娯楽に位置するゲームにおいては、尚更である。

対戦ゲームで勝ち続けることは現実的ではない。
そのゲームに参加している大多数のプレイヤーは、勝ったり負けたりを繰り返す。

もちろん負けにも色々ある。
僅差で敵わなかった時と、ぼこぼこにされて終わった時では、受ける印象も違ってくる。
前者ならマシだが、後者が続くとゲームを手に取ったこと自体を後悔し始める。
負けることは面白くないし、負け続けると腹が立ってくるものだ。


初めて人と対戦したのは、ポケットモンスター青だったと思う。
四天王やチャンピオンを倒して、自分こそがポケモンマスターだと思っていたら、近所の子に勝負を仕掛けられた。
その子は兄からもらったというミュウツーLv100を従えていた。
こちらの手持ちはせいぜいLv50~60といったところだ。

幼いながらに何となく結果を察してはいたが、完敗だった。
まず先手を取れないのである。自慢のカメックスが、ダグトリオが、フリーザーが、キノコのほうしで眠らされ、まったく動けないのだ。
結局、ミュウツーのHPバーに傷一つ付けることはできなかった。

あまりにも力差があったからか、悔しさは感じなかった覚えがある。
そもそもミュウツーがキノコのほうしを使う時点で何かがおかしい。


次に64のスマブラが流行った。これは良い線いった。
近所の友達の中で、僕は同級生と1位の座を争っていた。
何度も彼のネスのニードルキックに叩き落とされた。勝率は五分五分といったところ。

ネスで思い出した。対戦の話とは関係ないが。
隠しキャラだったネスの出し方や、PKサンダーを自在に動かせること、サンダーを自分に当てると強烈な体当たりが発動することを、皆で試行錯誤しながら探し当てていったのは、代え難いゲーム体験だったと思う。
あの興奮は、子供の頃にしか味わえない類のものだった。


閑話休題。その後は一時的にゲームから遠ざかった。
この間にマリオカート64、カービィのエアライド、スマブラWiiなどを他所の家で遊ぶ機会はあったが、まともに勝てたものはない。
僕はこのあたりのゲームを持っていなかったから、操作方法やルールも分かっていなかった。
訳も分からずに負けるというのは、敗北パターンの中でも特にストレスが溜まる。
正直なところ、この時期のゲームを楽しんだ記憶が残っていない。


次に対戦ゲームに触れるのは、ポケモンの第四~第五世代あたり。
対戦用のポケモンを育てるところまでは進めたが、対戦勢にはならなかった。
準備の手間やネット対戦の心理的ハードルなど、参入の壁は大きかった。

それに、この頃には対戦ゲームが肌に合わないことを自覚していた。
ネット対戦を勝ち越せる見込みは少ない。負けが続いたら嫌になるだろう。
下手をすれば、ポケモン自体を嫌いになってしまう可能性もある。

勝負しなければ負けない、ではないが。この選択は正しかったと思う。


すっかり対戦ゲームと縁がなくなっていたが、WiiUの購入で状況が変わる。
マリオカート8とスプラトゥーンである。

スプラトゥーンは大好きなゲームの一つだ。
余所で触らせてもらった時、自分が塗ったインクの中を泳ぐのが楽しくて本体ごと買った。

しかしこのゲームも、ネット対戦で成り立っているゲームだ。
ウデマエで言うとB~B+の頃に、何をしても勝てない時期があった。
ナワバリバトルでも負けが続いたから、この時期はしんどかった。
それを乗り越えてからは、楽しいことの方が増えたように思う。

最終的には、目標に掲げていたウデマエSに到達した。
この結果には満足している。終わり良ければ全て良し。


逆に面白くなかったのがマリオカート8で、こちらはまるで勝てなかった。
かつてマリオカート64で勝てなかったのは、慣れていないからだと言い訳していた。
ところが、どうやら自分はレースゲームが苦手らしいと思い知る羽目になった。

ステージ背景やBGMは大好きなのだが、どうしても勝てない。
何とかコースから落ちないように走っていたら、甲羅が飛んでくる。
マリオカートが持つ楽しく華やかなイメージから、あまりにも遠い。

一人用モードで練習した時期もあったが、100ccの時点でCPUに勝てないのでやめた。



ついつい思い出話が長引いてしまったので、冒頭に戻る。

対戦ゲームは、相手が同じ人である以上、接待してくれない。
相手も本気で勝ちに来ているプレイヤーであり、自分の勝利は一切保証されない。

さて、僕はARMSを買って楽しめるだろうか。

買いたい理由
・そもそも新規IPであり、全員が初心者のゲームではある。
・ネット対戦が主体のスプラトゥーンも面白かった。
・製品版でじっくりやれば上達するかもしれない。
・ミェンミェンがかわいい。

尻込みする理由
・システムはスプラトゥーンと比べても、よりストイックに思える。
・体験会で試した「いいね持ち」を、まったく使いこなせなかった。
・一ヶ月後にスプラトゥーン2が発売されたらガチ勢しか残らなさそう。

最悪なのが、ネット対戦はおろか、CPUにも満足に勝てない状況。
そこまでセンスが欠けているとは思いたくないが、マリオカート8はあのザマだった。

ざっとこんな感じで、買うべきか悩む日々が続いている。
公式サイトのCMを眺めていると、素直に買う方が幸せになれそうだけども。

ゲームが好きだ。
子供の頃からゲームは最上の娯楽だったし、今も追いかけているシリーズがいくつかある。
遊ぶジャンルは偏っているものの、少なくともライトゲーマーの部類には入ると思っている。

が、たまにゲームをする時間が勿体ないと思える時がある。
特に一人用のゲームを黙々と遊んでいると、この時間で他のことができないかと考えてしまう瞬間がある。

こんなことは子供の頃は考えもしなかった。
嗜好が変わったのか、年を取り目新しさがなくなったのか、気力が落ちたのか。
時間が限られているのは、有力な理由の一つだ。
学生の頃はコスパ至上主義で、特に作業的なやりこみ要素があるゲームを喜んでいた。
今は長くても30時間ぐらいで終わるゲームを望んでいる。(そのわりにスマホゲーはぽちぽちと遊んでいるのがよく分からないが)


3月にNintendo Switchが発売された。
WiiUの早期撤退には思うところもあり、多少の警戒心も感じていたが、すぐに購入した。
スプラトゥーン2と、任天堂の新ハードを応援したい気持ちが半々だった。

同時にゼルダの伝説BotW(ブレス・オブ・ザ・ワイルド)を買った。
ロンチソフトの中では一番の大作。過去作はほとんど遊んだことがなかったが、今作はオープンワールドと聞いていたし、発売前の特集も面白かったので即決だった。

元から期待はしていたが、このゲームがとんでもない傑作だった。

冒頭で景色が広がる演出に息を飲んだし、リンクを動かしているだけで楽しい。
木になっているリンゴを取る時に、ジャンプして掴んでも良いし、木を登っても良いし、いっそ切り倒しても良いし、矢でリンゴを落としても良い。
そのリンゴを焚火に投げ入れたら焼きリンゴになる。
火は草むらにも燃え広がるし、武器に火を付けて魔物を攻撃できる。
魔物が取り落とした武器を拾って投げつけたら、見事にキャッチされる。

このアクションを取ったらどうなるのか、と試したらしっかり反応が返ってくる。
ゲームの底がまったく見えないまま、未知で広大な世界が広がっていて、どこにでも行ける。
「こんなゲームを遊びたかったんだ!」と強く興奮した。「これを待っていたんだ!」と。

年を取ってゲームを楽しめなくなったのかもしれないと不安がったり、その理由をあれこれと考えていたりしたのが噓のように、ハイラルの世界を冒険した。
特に平日のゲーム時間が睡眠時間に食い込んだのは、自分でも驚いた。
完全一人用のゲームに、ここまで没頭したのは久しぶりだった。


きっと僕はゲームに対するハードルが高くなっているのだと思う。
それを超えてきたのが、2015年のスプラトゥーンであり、今回のゼルダBotWだった。
このレベルの物が出てくるのは、そう短いスパンではないかもしれない。
次に同じような衝撃を受ける日がいつになるか、まだ分からない。

けれど本当に面白いゲームはまだまだ存在するし、その時は気力だの時間だのといった言い訳はあっさり消えてしまうものだと、よく分かった。
ゲームは面白い。それが変わらない限り、自分はゲームを好きでいられる。
そんな肯定感を与えてくれたゼルダBotWは、人生に残る大切な一本になった。

昨日ついにエンディングにたどり着いたので、良い機会だと思って書いた。
大きな旅は終わったが、これからまだ見ぬ祠を探しに出かけようかと思う。

2010年代における、僕のネット生活の拠点はTwitterだった。
まだ2018年と2019年が残ってはいるが、きっと変わりはない(願望込み)。

しかしもっと先を考えた時、2020年代にTwitterが存続しているかと考えると、少々怪しいところがある。人がいなくなるのが先か、サービスがなくなるのが先かは分からないが、いずれTwitterは消失する時が来る。
代替サービスが出てくることを切望しているが、それはそれとして。

今ここにあるブログを拠点として再構築しておきたいと考えている。
去年の10月にも心機一転と題して連々と書いているが、結局あまり活用できていない。



【このブログの歴史】

2006
当時持っていた日記ブログの別館として開設。趣味の話を書いていた。
ブログ名を現在の「九条河原の落書」に変更。
本館に書きにくいことやゲームのプレイ日記を置いていた。

2009
この頃からゲームのプレイ日記を書くブログに。MHの存在が大きい。

2010
Twitterを始める。本館を閉鎖。

2011
プレイ日記に加えて、創作物を置くようになる。

2014
創作物を九条河原の裏書に分離。
ゲームの話もTwitterで事足りるようになってくる。

2016
Evernoteの本格運用開始。
ゲームのプレイ記録をログとして私的に残すようになり、ブログに書くことがなくなる。
過去記事をEvernoteに保存して非公開に。今後の方針を定める。



こうして見るとTwitterとEvernoteがそれぞれブログへの打撃になっているのだなと。
もちろん実生活やネット社会の環境変化も、大いに影響している。

今後は2016年に立てた方針を、基本的には引き継いでいく。
あの時点ではまだTwitterとの二本柱として形を作ると考えていたが、今後は「外」の拠点はブログにする。そう言い切ってしまう。
ちなみに「内」の拠点は当然Evernoteで、ブログやTwitterのログを全て格納していくことは今後も変わらない。本土と前線基地のような関係。

ログを取るのはEvernoteで充分。わざわざ外の拠点を設ける意義としては……。
1.考えを長文にまとめる行為自体が自分との対話になる。
2.散発的な一言日記やツイートよりも、ログとしての価値が高くなる。
このあたりになるか。愛着のあるブログを活かしたいのが一番の理由かも。

先日、初めて東京に行った。
旅行記をしたためようとしたが、思いのほか文章をまとめるのが大変だったので、訪れた場所と感想を箇条書きしていく。

飛行機~羽田空港
 初めての飛行機は想定していたほどの感激や恐怖はなかった
 とはいえ離陸前の注意喚起で少し気が引き締まる
 着陸時の浮遊感にジェットコースター感
 モノレールで二駅ほど移動してもまだ空港の中

東京タワー
 遠目に見て自分が東京にいることを実感する
 曇り空が背景だと禍々しさがある
 近づくと「鉄骨だ……」という感想しか出てこない

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築地市場
 観光客の合間を疾走するターレ(ターレットトラックというらしい)
 聞こえてくるのは外国語ばかり
 今日のおすすめチーズ
 店先に飾られた巨大な魚骨から滴る水
 祭りでもない普通の土曜日なのに大盛況

浅草寺
 雷門が道路のすぐ傍にあることに驚く
 風向きのせいで浅草寺の線香を浴びる
 女子中学生が「顔が良くなりたい!」と煙を仰いでたのが微笑ましかった

スカイツリー
 回り道を強いられるのがシーカータワーを目指している時のそれと同じ
 東京タワーと比べて明らかに高く頑丈そうで技術差を実感
 ゆるキャラのイベントをやっていた
 人が分散しているのか、ポケモンセンターが空いている

都庁
 こういう場所が観光地として成り立ってるのがすごい
 エレベーターで一気に登って景色を見る
 全方位に高層ビルが広がっているわけではなく緑も見える
 都庁のすぐ近くにホームレスの集団や謎のオブジェ

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明治神宮
 灯籠の設置間隔からBotWの青い炎を灯していくチャレンジを思い出す
 風で葉がちらちらと舞っていた

原宿
 人口密度が高い、後ろの人が痺れを切らして押してくるの危ない
 Calbee+のポテりこ(揚げたてじゃがりこ)が美味しい
 肩に猫を乗せてペットショップの宣伝をする店員
 路地裏の電柱に貼ってある日本語が怪しい仕事依頼
 もふたんずグッズを探したが見つからず

上野
 公園付近、路上駐車から遺棄された車に闇を感じる
 このあたりに住む学生はデートスポットに困らなさそう
 アメヤ横丁で客引きに腕を掴まれて焦る
 風と焼酎、料理と水(どこかの店のコピー)

秋葉原
 近づくにつれて露骨に雰囲気が変わっていくのが面白い
 ビル広告に堂々とエロとか書いてあるのが異世界
 何かが見つかりそうだが、ここでの探し物は骨が折れそう

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東京大学
 学生のいない大学ほど知性を感じられる場所はない
 構内を自転車で散歩する小学生を見て「将来賢くなりそう」←まるで賢くないコメント
 煉瓦造りの建築物が立ち並ぶのが好き
 東京大学グッズを漁るのが楽しい
 一般人が長蛇の列を成す食堂

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永田町
 警備員が短めの間隔で立っていて物々しさを感じる
 異質な石造りの建物が最高裁判所と知って驚く
 国会議事堂をこの目で見られたのは満足
 国立国会図書館にいつか入ってみたい

皇居
 皇居ランナーはどこから来てどこに帰るのだろう
 広い道路を疾走する自転車の群れ
 正門前で皇宮護衛官の交代場面を見られた

羽田空港(国際線)
 やや狙いすぎている「日本風」の土産屋
 ここが世界と繋がっていると思うとわくわくする

その他
 地下鉄の運賃が端数
 観光地の主役は外国人
 東京にも住宅街はある
 配信されたばかりの「はねろ!コイキング」の広告が電車に
 次に来る時には五輪関連の垂れ幕もなくなっているかもしれない


東京概要編と言わんばかりに次々と観光名所を見て回った。
日頃の運動不足が祟って今も足が痛い。

東京も人が営む普通の町だった、と肌で感じられたのが一番の収穫。

これまで東京は、テレビの先の異国だった。
理屈では普通の町だと分かっていても、本土の片隅で暮らす自分にとって「首都」という言葉が持つイメージは眩しすぎた。
だからこそ一度は行っておくべきだと考えていたし、此度ついに叶ったことに満足している。

今後再び訪れる機会があるかは分からない。
ただ少なくとも臨終の際に「一度で良いから東京に行ってみたかった」とは悔やまずに済みそうで、そこは安堵している。